【安い油を使っている人は要注意!】良質な油で血液サラサラ、免疫アップ

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免疫かあさんです。

食用油、選んでいますか?油は摂りすぎると太ったり、動脈硬化の原因になると思いがちですが、油(脂肪)は5大栄養素の一つです。人間の体は、乾燥重量の3~5割が脂質でできています。(乾燥重量・・・水分を無くしてカラカラに乾燥させた場合の重さ)

そして、体内に約1000兆個ある細胞の、細胞膜の材料となっているのも油なんです。人間は、油なしでは生きていけないんですね。

油と免疫は関係ある?

免疫力を上げるためには「腸の健康」が鍵となります。病原菌が入ってくる口や鼻と直接つながっている腸。人間の全免疫細胞の約7割が、腸に存在していると言われています。

そして、その腸内環境を良くしてくれる食品の一つとして、「油」が挙げられます。身体はまさに、私たちが食べるものによってできています。

免疫を上げて健康な身体を作る上でとても大切な油。是非この機会に、油について考えてみせんか?

安くて粗悪な油から良質な油へ

食用油と一言で言っても、スーパーに行くと、サラダ油をはじめ、オリーブオイル、胡麻油、最近よく聞く亜麻仁油など・・・たくさん種類があって悩みますよね。

まずは、「安いから」という理由でサラダ油を使っている方は、それをやめてみましょう

サラダ油が身体に及ぼす害

ご存じですか?サラダ油は、

低温でも結晶化しないよう精製された、日本生まれの植物油

のことを指します。つまり、「何の植物の油かは明記されていない」んです。

サラダ油にはキャノーラ油(菜種油)、紅花油、大豆油などがあります。サラダ油の主成分は、『オメガ6系不飽和脂肪酸』に分類される、リノール酸です。このリノール酸、恐ろしいことに、200度前後に加熱すると、「ヒドロキシノネナール」という毒性物質が大量に発生することがわかっています。

ヒドロキシノネナールは、体内に蓄積すると神経細胞やあらゆる臓器の細胞にダメージを与え続けます。ヒドロキシノネナールを摂取し続けることにより、臓器の機能低下を招いたり、動脈硬化を進行させたりします。また、認知症ガン・うつ病もサラダ油が原因の1つだという説もあります。

加熱しなければ大丈夫?

と思った方もいるはず。答えは「いいえ」です。実はサラダ油、製造工程で何度も高熱処理されているんです。そのため、商品としてスーパーに並んでいるものは既に、言わなくてもわかりますね、ヒドロキシノネナールが大量に発生しているということです。

知らぬ間に自身や家族の健康な細胞を破壊していたなんて・・・。早く知っておいて損はないでしょう。

これを読んで、「動脈硬化怖い!」「認知症になりたくない!」と感じてくださった方は、明日からと言わず今日からサラダ油はやめましょう!

ところでオメガって何?

「オメガ」とは、脂質の主成分である脂肪酸の「分類」のことです。油には動物性脂肪に多く含まれる「飽和脂肪酸と、植物油に多く含まれる「不飽和脂肪酸があります。

不飽和脂肪酸をもう少し細かく分類分けしたのが「オメガ」だと思っていただいて大丈夫です。オメガには、3系、6系、9系と3種類の脂肪酸があり、それぞれ身体にとって大切な役割を担っています。

参考:NISSHINオイリオ オンラインショップ

オメガ6系不飽和脂肪酸

上記で取り上げたサラダ油は「オメガ6系不飽和脂肪酸」です。γ – リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸という3種類があります。

γ – リノレン酸・・・身体の成長や機能をコントロールします。摂り過ぎても問題ありません。

リノール酸・・・体内では作られないため食べ物から摂る必要があり、「必須脂肪酸」と言われています。リノール酸には悪玉コレステロールを減らしたり、白血球を活性化させたりする作用がありますが、摂りすぎると逆効果になります。加熱すると毒素が発生します。

アラキドン酸・・・免疫機能をコントロールしますが、摂りすぎると逆効果です。

現在の日本人の食生活では欧米化の傾向があり、惣菜や市販の揚げ物からもオメガ6系を摂りすぎています。したがって、オメガ6系不飽和脂肪酸を意識して摂る必要はありません。

オメガ6系を摂りすぎるとどうなる?

オメガ6系を摂りすぎると、白血球が細胞を攻撃し、腸内で悪玉菌が増加、炎症や肌荒れの原因になります。

オメガ9系不飽和脂肪酸

オメガ9系の大部分は「オレイン酸」です。

オレイン酸・・・血中コレステロールを減らします。善玉菌を減らさずに悪玉菌を減らしてくれるため、動脈硬化の予防やダイエットにも効果的です。

オメガ9系不飽和脂肪酸は、体内で作ることができるため、意識的に摂る必要はありません。

オメガ3系を積極的に摂ろう

オメガ3系不飽和脂肪酸は、α-リノレン酸EPADHAの3種類です。

α-リノレン酸・・・腸内環境改善、血流改善、細胞機能の向上、便秘解消、ニキビ・肌荒れなどの肌トラブルを防ぐ、肌に潤いを与えるなどの効果があります。体内に入るとDHAやEPAに変換されます。

EPA(エイコサペンタエン酸)・・・血液をサラサラにする、炎症を抑える、アレルギー症状の緩和、感染症予防、精神を安定させるなどの効果があります。

DHA(ドコサヘキサエン酸)・・・記憶力・判断力の向上、血液をサラサラにする、アレルギー症状の緩和、精神を安定させるなどの効果があります。

この他にも、摂り過ぎたオメガ6系の暴走を抑える働きもあります。

オメガ3系を多く含む食材

オメガ3系を豊富に含む食材は、

・サンマ、サバ、マグロなどの青魚

・なたね油、あまに油、大豆油、菜種油などの植物油など

・くるみ

必須脂肪酸であるオメガ3系不飽和脂肪酸。青魚などに含まれますが、「毎日魚を食べるのは難しい・・・」という方は、是非、サラダや蒸した野菜に亜麻仁油エゴマ油をかけて、血液サラサラ、免疫アップしちゃいましょう!

参考:J-オイルミルズ 代表的な植物油の種類

日清オイリオわかさの秘密

上手な油の使い方

・加熱する場合(炒め物、お菓子作り等に)

種類原料性質
米油
(9系)
お米を精製するときにできる米ぬかオレイン酸が豊富で優れた酸化安定性をもつ。
揚げ物にもおすすめ。
ごま油
(※1
ごまゴマリグナンが含まれているため、酸化しにくい。
菜種油
(圧搾一番搾り)

(3系)
菜種ビタミンなどの栄養が摂れる。菜種の優しい香り。

現在では一般的に「キャノーラ油」=「サラダ油」です。キャノーラ油の原料は菜種ですが、「キャノーラ油」として売っている商品は品種改良して作られた菜種が使われています。菜種油を使用する場合は、圧搾一番搾りかつ、国産のもの(国産だと遺伝子組み換えがされていないため)を選ぶと良いです。

ごま油の主成分は、リノール酸とリノレン酸の合計が約80%を占めています。

ゴマリグナン:体内で発生する活性酸素を除去し、若返り(アンチエイジング)に効果がある。肝機能を改善し、コレステロールを減少させ、脂質代謝を促進する。

・加熱しない場合

酸化しやすい油は、加熱には不向きです。

サラダのドレッシングにしたり(生野菜に天然塩、オリーブオイルだけで美味しいです)、蒸した野菜納豆ヨーグルトにかけるなどして食べましょう。

種類原料性質
エゴマ油
(3系)
しそ@-リノレン酸が多く含まれる。酸化しやすいため生食向き。くせが少なく、何にでも合う。
亜麻仁油
(3系)
亜麻の種子@-リノレン酸が多く含まれる。酸化しやすいため生食向き。独特の風味と苦みがある。
エキストラバージン・オリーブオイル
(9系)
オリーブの果実独特な風味を持ち、オレイン酸を豊富に含んでいる。オリーブの果実を搾ったそのままのオイルを「バージンオイル」といい、そのうち最高品質のものを「エクストラバージン」という。

※オレイン酸:コレステロール値を下げる効果、動脈硬化や心疾患を予防する効果、便秘を解消する効果がある。

※@リノレン酸:オメガ3系の不飽和脂肪酸。人間の体内でつくることが出来ないので、食物からとる必要がある

まずは普段使いの油を変えてみよう

上記以外にも油の種類はまだあります。しかし、たくさん並べられると何を使えば良いか分からない、というそこのあなた!!

私のおすすめは、米油です。

初めて米油で揚げ物をした際、とても驚きました。なぜかと言いますと、「揚げ物をしても油がほとんど減らない」のです。揚げ物って、やっている最中に、食材が油を吸っていって、お鍋の油がどんどん減っていってしまいますよね?

これが、米油だと、ほとんど減っていかないんです!ということは、米油で揚げた料理を食べる人の身体に入る油が少なくて済むんです💓これは嬉しいですよね。

そして、サラダ油よりは少し高いですが、亜麻仁油など他の良い油に比べると、断然安いです。普段使いにぜひ使ってみてください。

良質な油で身体の中から健康に

サラダ油をやめる事で、血液がサラサラになってエイジングケアになり、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐこともできます^^

そしてここが一番大事!腸内環境が良くなり、免疫力が高くなります!いいことづくめですね。

ちなみに、ファストフードやスーパーのお惣菜、冷凍食品など、市販の物にはサラダ油が使われている(しかも時間が経っているため酸化している)ことが多いので、「できるだけ自炊をする」ことも、免疫をアップさせて健康になる為の近道です。

サラダ油に比べて少々値段が上がりますが、外食を減らして自炊を増やせば、その分一食分が安くなりますね。

一緒に頑張って、病院入らずの身体を手に入れましょう。

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