こんにちは、免疫かあさんです。
突然の告白ですが、私は膣カンジダ常習犯でした。。(どういうこと?笑)
毎月毎月膣カンジダを繰り返していて、常に陰部のかゆみ、むずむず、気持ち悪い感じに付き纏われていて、生きた気がしなかったあの頃・・・。
でも、食生活や生活習慣の改善で、もう1年半以上カンジダになっていません。
ー今、私と同じような症状で苦しんでいる方がいるかもしれないー
そう思い、私がカンジダ撃退のために実践したこと、カンジダにならないように今も気をつけていることをここに書き記します。
- 今カンジダに悩んでいる方
- 過去に一度でもカンジダになったことがある方
- 妊娠中の方(妊娠中は特にカンジダになりやすいです)
ぜひ参考にしてください。
膣カンジダとは?
カンジダという真菌(カビの一種)に感染することにより、外陰部や膣に痒みや腫れ、白くて粘度の高いカッテージチーズ状のおりものなどの症状がみられる病気。
放っておくと、仕事がままならない、眠れないくらい痒くなります。
膣カンジダの原因
カンジダは常在菌です。健康な人でも、膣内や口腔内に存在しています。
(私が出会った東洋医学に精通している先生は、「砂糖を食べない人にはカンジダ菌がいない」とおっしゃっていましたが。)
一般的には、誰にでもいる菌だと思っていただいて結構です。
免疫力の低下などによりカンジダ菌が増殖すると、上記のようなマイナス因子を引き起こします。
また、性行為でうつることもよくあるようです。
膣カンジダの割合
カンジダは、男性よりも女性の方が感染しやすいです。
潜伏期間は1日〜1週間ほど。
女性がカンジダに感染することを「膣カンジダ」や「カンジダ膣炎」と呼び、女性の5人に1人は膣カンジダを経験したことがあるようです。
また、妊娠中は膣カンジダにかかりやすくなります。
これは、普段は月経によって膣を洗浄していますが、妊娠中は月経がないこと、また免疫力が低下することも原因と考えられています。
膣カンジダとさよならするために私がしたこと
1.砂糖を控える
カンジダ菌は砂糖が大好き♪体内に入ってきた糖分をどんどん食べて、どんどん増えてしまいます。
思い当たる節がある方は、まずは甘いものを控えるように心がけましょう。
また、「甘いものはあまり食べないのに」という方は、惣菜やファストフードの糖質が関係しているかもしれません。
ですが、カンジダの原因はこれだけではありません。
これ以降の項目も見てみてください。
2.抗生物質を飲まない
カンジダ膣炎になって婦人科を受診すると、問診の段階で看護師さんやお医者さんに
「最近、抗生物質を飲んだか?」
と聞かれます。
そうです、風邪などの際に処方される抗生物質です。
抗生物質とは、簡単に言いますと「細菌を殺す医薬品」です。
悪い細菌はもちろんのこと、良い細菌(悪い細菌と闘ってくれる菌のこと)も殺してしまうのです。
そのため、抗生物質を飲んだ後は一時的に免疫力が低くなってしまいます。
普通の風邪であれば、健康な子ども、大人は自己免疫で治すことができます。
熱が出た場合も、慌てて病院に行く必要はなく、水をたくさん飲み、絶食をして寝ていると良くなります。
抗生物質の服用により、免疫が下がってカンジダ膣炎になることがある、ということを覚えておいてください。
3.お股を石鹸で洗わない
こちらも、2の項目と同じ原理です。
膣内には自浄作用があるため、石鹸で良い菌を殺してしまうと、細菌のバランスが崩れてカンジダが繁殖しやすくなってしまいます。
もし、おりものが頻繁に出て気持ちが悪い時は、こまめにぬるま湯で洗う、ショーツをキレイなものに交換するなどで対応してください。
おりものシートは蒸れてしまうためおすすめしませんが、仕事などで忙しくこまめに着替えられない方は、オーガニック100%のおりものシート、布ナプキンなどを使ってみてくださいね。
カンジダでの婦人科受診のサイン
それでもカンジダになってしまった場合は、早めの受診をおすすめします。
おりものが白っぽい、または黄色っぽくとろっとしている、酸っぱい匂いがする、などが受診のサインです。
免疫力の低下によりカンジダ膣炎になってしまっているので、自然治癒は難しいです。
(これは何度もカンジダを経験した私の感覚ですが。)
婦人科でどんなことをするの?
カンジダで婦人科を受診すると、問診の後、内診をしてもらいます。
(婦人科で女性の先生に診てほしい場合は、女性医師を指名できる病院かどうかを確認してから行きましょう。
女性医師が在籍している病院でも、指名ができず、手の空いている男性医師になる場合があります。)
医師に膣内を診てもらい、綿棒のようなもので膣内をぬぐい(膣の入り口に近いところをぬぐうので、そんなに痛くないです)、それを培養に出してもらいます。
このカビの培養に1週間ほどかかるため、また来るように促されると思います。
カンジダはカビなので、見ただけではカンジダ膣炎だと断定されないですが、症状がひどい場合は
「おそらくカンジダなので、薬を出しましょう」
というニュアンスになります。
(ここでカンジダではないと判断される場合もあります)
カンジダの薬を処方される場合は、
- カンジダを治療するための膣剤(膣に挿入する薬)
- 外陰部に塗る軟膏
この2点を処方されることが多いです。
そして、カビの培養の結果が出るため1週間後にまた受診、そこで「やっぱりカンジダだね〜。薬はどうでしたか?良くなりましたか?」という流れが多いです。
市販薬を使用したい場合
以前は病院受診をしなければ買えなかったカンジダ治療薬ですが、最近はインターネットやドラッグストアでも買えるようになりました。
しかし、市販薬は「カンジダが再発した場合のみ」購入が可能という条件があり、ネット・店頭販売どちらも薬剤師の問診に答えなければ買えない決まりになっています。
保険適用の方がずいぶん安いので、こちらはどうしても受診できない場合に活用すると良いでしょう。
4.薬を使いすぎない
ここでまた、カンジダとさよならするために大切なことがあります。
膣錠を使用する際は、夜お風呂に入り、寝る前に清潔な膣内に挿入します。
そして、外陰部に痒みがある場合は軟膏を塗ります。
膣錠は、寝ている間に膣内で溶けてカンジダ菌をやっつけてくれます。
この膣錠、1週間忘れずに挿入したら、それ以上は使わないでください。
私の経験をお話しします。
いつも通っている産婦人科の院長は、
「1週間膣錠を使用してカンジダが治らなければ、2週間膣錠を使えば良い。それでも繰り返すようなら、飲み薬もある。どんどん薬を使いましょう。」
という治療をする方でした。
私は何度もカンジダを繰り返しました。
最初は年に1〜2回だったのが3〜4回になり、それがどんどん頻繁になっていきました。
そして膣錠を何度も使うにつれ、1週間では治らなくなりました。
その結果、
婦人科で1週間分膣錠を処方され、使う
⇨膣錠がなくなる前にもう一度受診
⇨トータル2週間膣錠を使用
⇨よくなった頃に生理が来る
⇨整理が終わるとまたムズムズ・おりものが出て受診する
このような無限ループに陥ってしまいました。
夏なんかは汗で蒸れるので、最悪です。
どこに行っても何をしていても陰部がむずむずしていて、気が狂いそうになります。
そういうことを2〜3年間ほど繰り返しました。
ちなみに、膣錠を一度に2週間分処方してもらったことがありますが、支払いの際に
「2週間分の場合は保険が利かないので、お会計7千円になります。」
と言われ、時間がなかったために泣く泣く実費で支払った苦い経験もあります。
幸運な出会い
ちょっと話がそれましたが、続きです。
ある時、土曜に診察に行った際、大学病院から臨時で来ている先生に受診をしてもらいました。
その先生はこう言いました。
「1週間膣錠を使用したら、それで一旦スパッと薬をやめてください。
それで1週間様子を見て、それでも良くならなければまた来てください。」
私は言われた通りにしました。
すると、1週間経った次の日はまだムズムズ感がありましたが、2日、3日経つにつれて良くなっていきました。
これ以降、1年半の間、一度もカンジダになっていません。
薬の使い過ぎは、免疫力を下げてしまうので、良くなったらやめる。
ということを肝に銘じています。
番外編〜これからもカンジダを増やさないために〜
「イヌリン」という成分をご存じですか?
菊芋、ニンニク、ごぼう、玉ねぎなどに含まれています。
イヌリンは、同時に摂取した糖質を包み込み、排出する役割を持っています。
しかも嬉しいことに、その途中で善玉菌の餌となり、腸内フローラを増やしてくれます。
それから、抗炎症作用もあるので、カンジダの予防に最適です!!
イヌリンについて詳しくはこちらの記事
菊芋が一番イヌリンを豊富に含んでいますが、あまり手に入らない方のために、味噌汁やヨーグルトに入れる粉末のものがあります。
菊芋茶だともっと手軽ですよ♪
いつまでも健康で長生きするために、ぜひ有機栽培のものを使ってください。